絵描きさんにとって一番大切なことは、絵を描く事です。そして、その次に自分の描いた絵を多くの人に知ってもらうため、「認知」されることが大切になってきます。どんなに素敵な作品を創りだしていても、誰の目にも触れられていなければ存在しないのと同じだと思います。
趣味の範囲なら問題ありませんが、いちクリエイターとして自立するために、たくさんの人に「認知される」ことは必要不可欠です。
CO’NYでは、たくさんのクリエイターを毎日チェックしています。TwitterをはじめとするSNSを確認したり、実際にギャラリーやアートイベントに足を運んだりしています。
その中で気になったクリエイターさんについては、必ずホームページをチェックします。クリエイターさんの活動内容や、これまで制作した作品などの詳細がわかるからです。みなさんも、好きなクリエイターさんについてもっと知りたいときは、ホームページを見ることがあるかと思います。
そこで、今回はまだホームページを持たないクリエイターさんや、ホームページは持っているけれどリニューアルしたいクリエイターさんに、無料でつくれるオススメのホームページ作成サイトを4つ紹介したいと思います。素敵なホームページを作って、自分の作品をどんどん知ってもらいましょう!
Tumblr(タンブラー)
https://www.tumblr.com/
『Tumblr(タンブラー)』は、本来、Twitterのような簡易投稿サイトとブログの中間にあたるミニブログのような存在です。CO’NYが調べた中でホームページの代わりとして最もクリエイターさんに使われている印象のあるサイトで、写真や絵などのギャラリーとして使うのにとても便利です。
作品を中心にしたホームページを作りたい場合はTumblrをオススメします。とても簡単にサイトが作れますので初心者の方でも取っ付きやすいかと思います。
テンプレートも様々あり、ギャラリーに特化したものも数多く見受けられます。テンプレートによって表示が異なりますが基本的にスマホにも対応しており便利です。
TumblrにはTwitterで言うところのRTやいいねの機能があるので作品が拡散され多くの人に見てもらえる可能性があります。
基本的に無料(テンプレートが有料の場合がある)なのに広告がなく煩わしさがないのも魅力です。
メリット
・投稿が簡単
・ギャラリーページをメインにしたサイトがつくれる
・広告がない
・スマホ対応あり
・無料でドメイン設定ができる
デメリット
・自分で対策をしないとSEOに少し弱い印象
・長文の文章を投稿した場合多少見にくくなる
Wix(ウィックス)
https://ja.wix.com/
『Wix(ウィックス)』は、Webの知識がなくても直感的に作成できるので取っ付きやすく、早い人は数時間でホームページを仕上げられると思います。
テンプレートが豊富にあり、流行りのデザインを多く取りそろえてあります。テンプレートはいくつかのカテゴリーに分けられているので、たくさんある中から気に入ったものをみつけることができます。アプリ機能を使用して、サイトの内容に合わせて機能を拡張していくこともできます。
直感で操作ができて、更に細かい編集も可能なため、ある程度思い描いたホームページをデザインすることができると思います。サイト全体を操作するHTMLやCSSなどは利用できないようですが、HTMLでコンテンツを作ることができます。しかし、全て手打ちでの作業になるので使うにはWebの知識が必要となります。
無料版は下部にWixの広告が入ります。
また、編集中には操作が重たく、フリーズすることがありました。有料プランもあります。こちらもスマホに対応しています。
メリット
・直感で操作ができる
・Webの知識がなくても安心
・テンプレートが豊富
・アプリの拡張機能がある
・ある程度思い通りのデザインができる
・短時間での作成が可能
・スマホ対応あり
デメリット
・重たい
・サイト自体を編集するHTMLやCSSの操作ができない
・無料版は広告が表示される
・ドメイン設定は有料プランにしないとできない
Jimdo(ジンドゥー)
https://jp.jimdo.com/
『Jimdo(ジンドゥー)』も、Wix同様に直感的な操作でホームページ作成ができます。Wixに比べると、よりシンプルなホームページ作成に適しているので、パソコンに不慣れなクリエイターさんやWeb初心者に向いています。
テンプレートはWixよりも少なく、編集機能もそれほど多くはないので、デザインはWixほど作り込めないかもしれません。ただ、HTMLとCSSを使えるので、Webの知識がある場合は細かいデザインまで作り込めると思います。
Jimdoの最大の特長は、Webの知識がなくても比較的簡単に作れることですので、ホームページの作成に時間をあまり割けないクリエイターさんにオススメです。
スマホにも対応しています。尚、スマホから更新できるアプリもあります。
https://jp.jimdo.com/jimdo-app/
無料版は下部にJimdoの広告が入ります。
Jimdoの操作も少し重たい印象です。有料プランもあります。
メリット
・直感で操作ができる
・Webの知識がなくても安心
・シンプルなデザインができる
・短時間での作成が可能
・スマホ対応あり
・アプリから更新可能
デメリット
・少し重たい
・サイト自体を編集するHTMLやCSSの操作が可能
・無料版は広告が表示される
・ドメイン設定は有料プランにしないとできない
WardPress(ワードプレス)
https://ja.wordpress.org/
『WordPress(ワードプレス)』は、4つの中で最も上級者向けのホームページ作成サイトです。WordPress自体は無料ですが、サイトを構築するのにレンタルサーバーや独自ドメインを取得する必要があり、それらに料金がかかる点だけ注意しておきましょう。
Web上でのアプローチを主体とし、本格的なサイト運営を行うクリエイターさんに向いています。
テンプレートの数が豊富で、人とは違った自分だけのサイトを作るのに最適です。ただし、日本語のテンプレートは他の2つのサイトと比べて少ない印象です。プラグインもとても豊富で、様々にカスタマイズができます。
とても自由度が髙く、個人以外にも企業など様々なサイトでWordPressが使われています。他とは違うオリジナルサイトやクオリティーの高いサイトを作りたい方、Webの知識がある方にはとてもオススメです。
メリット
・自由度が髙い
・オリジナリティーを出しやすい
・テンプレートが豊富
・プラグインが豊富
・スマホ対応可能
・高度な設定が可能
デメリット
・レンタルサーバーやドメインが必要
・Webの知識が必要
まとめ
WixやJimdoはWeb初心者向けでありながら、直感で作成でき尚且つクオリティーの高いホームページが作れます。
Wixはバリエーション豊富で初心者向けですが様々な機能があり、思い描いた通りにホームページを作りたいクリエイターさんにオススメです。
ホームページ作りに苦手意識のあるクリエイターさんは、シンプルで必要最低限の機能が使えるJimdoをオススメします。HTMLやCSSで作り込むことも出来るので、慣れてきたら挑戦してみるのもありではないでしょうか。
もっと高機能で他のクリエイターさんと差をつけたいとなると、WordPressがオススメです。SEO(検索に引っかかりやすい対策)にもカスタマイズ次第でとても強くなるので、認知してもらえる可能性が高くなります。
いかがでしたか?自分に合ったホームページ作成サイトが見つけられましたでしょうか?
今回、CO’NYがチェックした多数のクリエイターさんたちに使われている4つのサイトを紹介しましたが、これらのホームページ作成サイトはCMSと呼ばれるものです。(Tumblrは除く)CMSはHTMLやCSSなどのWebの知識がなくても、簡単にホームページを管理・更新できるシステムです。
また、今回は紹介できませんでしたが、この4つのサイトはホームページ以外にもブログやショップなどの機能も管理できます。ぜひ一度触れてみて、素敵なホームページを作ってみてください!
少しでもお役に立てば幸いです♪